・フロアコーティングをする必要ってあるの?
・フロアコーティングをしたいけど分からないことが多すぎる
フロアコーティングに関して、このような疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか。
フロアコーティングは一度の施工で長持ちしますが、そのぶん料金は高額です。
疑問が残ったまではなく、ちゃんと内容を理解して納得して契約・施工をしたいですよね。
本記事では、フロアコーティングに関する下記の詳細について解説していきます。
- フロアコーティング全般について
- 信頼できる業者を選ぶコツ
- 種類選びはライフスタイルに合わせたものを
- 施工期間はだいたいの場合1日
- 施工後のお手入れについて
この記事を最後まで読むことで、フロアコーティングを身近に感じ、魅力を再確認できるでしょう。
フロアコーティングの材質や効果に対する疑問
フロアコーティングは本当に必要なのか、安全性は確かなものなのか疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
フロアコーティングは安全性が高いものを使用されていることがほとんどのため安心です。フローリングをきれいな状態に保ちたい場合は施工することをおすすめします。
フロアコーティングについて、多くの方が抱える下記のような疑問を解決していきます。
- フロアコーティングは必要なのか
- フロアコーティングの安全性
- どんな床材でも施工は可能か
- 施工のタイミングはいつがいいのか
それでは、1つずつ解説していきます。
ワックスとフロアコーティングでは耐久性や強度が違う
ワックスとフロアコーティングは、どちらもフローリングを保護してきれいな状態を保つ役割を持っています。
同じ役割を持つのに、フローリングとフロアコーティングは何が違うのだろう?と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
ワックスとフロアコーティングは、耐久性と強度が大きく異なります。
ワックスの耐久年数は一般的に半年ほどです。
対して、フロアコーティングは種類にもよりますが、耐久性に優れたものでは30年ほど効果が持続します。
費用面では、ワックスは安価、フロアコーティングの施工はワックスよりも高価です。
他にも、以下の点において、フロアコーティングはワックスに比べ大変優れています。
- 耐傷性・・・フローリングに傷が付くのを防ぐ
- 耐水性・・・フローリングに水が染み込むのを防ぐ
- 耐薬品性・・・アルコールや次亜塩素酸を用いた掃除等でフローリングが傷むのを防ぐ
これらのことから、フロアコーティングは長期的に考えて手入れの手間やコスト面において大きなメリットがあります。
フロアコーティングの必要性はライフスタイルで異なる
フロアコーティングは本当に必要なのか、悩む方も多いでしょう。
フローリングを長くきれいな状態で維持したい人は、フロアコーティングの施工がおすすめです。
フロアコーティング施工後はフローリングが保護された状態となるため、汚れが付きにくくなります。
日々のお手入れはフローリング用ドライシートをかけるだけで済み、床を長期間きれいに保つことができます。
また、ツヤ感が強いものは高級感を与え、グリップ力が強いものはペットへの負担軽減や、子どもやお年寄りの転倒防止にも役立つという点も安心です。
家の価値を下げたくない人や掃除の負担を軽減したい人は、フロアコーティングの施工がおすすめです。
フロアコーティングの安全性は法規制で確保されている
赤ちゃんやペットがいる場合、床をなめてしまう心配があり、フロアコーティングの安全性は気になるポイントです。
使用する液剤により異なりますが、フロアコーティングの安全性は法律で規制・確保されています。
建築基準法では、内装仕上げにおいてシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドおよびクロルピリホスという化学物質を添加した建材の使用を規制しています。
使用する場合は、認証・認定を受けた上で種別(等級)を明らかにする必要があります。
その等級がF☆☆☆☆(エフフォースター)などといったものです。
F☆☆☆☆以外にも、F☆☆☆、F☆☆と安全性のランクが分かれていますが、そのなかでもF☆☆☆☆は最も安全性が高いと認められた等級です。
F☆☆☆☆は化学物質の放散量がごく微量または全くないため、使用できる面積に制限がありません。
そのため、コーティング剤を選択する際は、F☆☆☆☆のものを選ぶとよいでしょう。
ランクの表記がなく不明な場合は、契約前に業者へ確認すると安心です。
ただし、フロアコーティング自体の安全性を確保したとしても、清潔を保てなければ意味がありません。
長期的に清潔な状態を保つためには、アルコール除菌が可能なガラスコーティングやUVコーティングなどを施す必要があります。
ほとんどの床材で施工が可能
フローリングの床材には様々な種類があるため、自宅の床に施工可能な種類を知りたい方も多いのではないでしょうか。
フロアコーティングは、基本的にどんな床材にも施工は可能ですが、相性の悪い床材もあります。
ワックスフリーのフローリングやシートフローリング、またクッションフロアなどにも施工は可能です。
他にも、床暖房が入ったフローリングにも問題なく施工できます。
ごく稀に、施工できないフローリングや、施工が不向きなフローリングもあります。
フローリングの品番やメーカー名などを業者に伝えて、事前に施工可能かどうかを確認してもらうとよいでしょう。
また、過去にフロアコーティングを施工している場合は、種類によっては剥離や再施工が困難です。
中古住宅でも床がピカピカの場合は、過去にフロアコーティングを施工している可能性があるため、事前に業者へ伝える必要があります。
ワックスであれば、剥離してから施工するため問題ありません。
施工のタイミングは新築時が最適のタイミング
フロアコーティングの施工はいつ行うのが最適か、知りたい方も多いのではないでしょうか。
フロアコーティングの施工タイミングは、新築時が最適です。
新築時であれば家具がない状態であるため、スムーズに施工できます。
家づくりと並行してフロアコーティングの導入を決めることで、床材との相性を考えながら種類を選べます。
他にも、床材のランクを落として浮いた費用をコーティング代金に回すなど、選択の幅も広がるでしょう。
もちろん、居住中の住宅でもフロアコーティングの施工は可能です。
その場合は家具や荷物の移動が必要となり、時間と手間を要するため追加費用が発生する可能性もあります。
よって、施工のタイミングは新築時が最適です。
業者選びについての疑問
フロアコーティングは、施工する職人によって仕上がりが異なる繊細な作業です。
他にも、各業者によって取り扱っている種類は違い、料金も大幅に異なります。
そのため、満足度の高い仕上がりになるかどうかは、業者選びによって左右されるといっても過言ではありません。
業者選びについて多くの方が抱える疑問は、以下の2つです。
- 信頼できる業者選びのコツ
- 粗悪な業者の特徴
上記の2つをおさえることで、業者選びに失敗するリスクを回避できるでしょう。
それでは、1つずつ解説していきます。
信頼できる業者選びのコツはホームページを確認すること
フロアコーティングは、高額なうえに一生に何度も行うものではないため、信頼できる業者に依頼したいものです。
信頼できる業者を見つけるコツは、以下の通りです。
- ホームページを確認
- 専門業者かどうかを確認
- 施工実績を確認
- 相見積もりをとる
- サンプルを取り寄せる
フロアコーティング業者を探す際には、ホームページを確認するようにしましょう。
ホームページでは、以下の内容を事前に確認するとよいでしょう。
- お客様の声
- 施工実績
- 取扱商品
- 価格
- 保証内容
- 会社概要
特にお客様の声や施工実績は、実際に利用した方の感想を知る貴重な情報源なので、確認しておきたいポイントです。
価格や保証内容などが不明瞭な場合は、電話などで問い合わせる必要があります。
業者選びでは、専門業者を選ぶことも重要です。
近年、清掃業者などが副業感覚でフロアコーティングを取り扱うケースも増えています。
フロアコーティングは、以下の点に対応しながら行う繊細な作業のため、豊富な知識と経験が必要です。
- 気温
- 湿度
- 床材との相性
専門業者なのか見分けるのは難しいことですが、ホームページを確認し、どれが本業か不明な業者は避けた方がよいでしょう。
業者選びで悩んだときは、一括見積もりサイトを活用し相見積もりをとるのもおすすめです。
一括見積もりはこちらから⇒フロアコーティングの窓口
無料の一括見積もりサイトでは、数件の業者を効率よく比較できます。
ある程度業者を絞ったら、サンプルを取り寄せましょう。
サンプルを取り寄せることで、接客面や対応力、技術力を確認できます。
粗悪な業者の特徴は不誠実さ
数ある業者のなかには、粗悪な業者も存在します。
粗悪な業者を選んでしまうと、施工不良や高額請求など思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるため、特徴を把握しておきましょう。
粗悪な業者の特徴は、以下の通りです。
- 価格が相場と比較して安すぎる、高すぎる
- 紛らわしい説明をする
- 現地調査をしてくれない
- 対応が悪く、遅い
価格が安すぎたり、高すぎたりする業者は注意が必要です。
価格が安すぎる場合は、コーティング剤のグレードを下げられている可能性があります。
一方で、価格が高すぎる場合は、施工面積や人件費などのコストを水増ししている可能性も考えられます。
価格が安すぎたり高すぎたりする場合は、なぜこの価格なのかを契約前にしっかりと確認しておく必要があります。
粗悪な業者は、UV対策を施しただけの塗料をUVコーティングと伝えるなど、紛らわしい説明が多いです。
信頼できる業者であれば、紛らわしい説明は絶対にしません。
現地調査を行わない業者も避けた方がよいでしょう。
現地調査をしないと、床材との相性はもちろん周辺環境や建物の状態は分かりません。
そのため、当日になって車の置き場に困ったり見積もり額が変更になったりなど、トラブルの原因となる可能性があります。
また、対応が悪く遅い業者はアフターフォローの対応が遅い可能性が高いため、避けた方がよいでしょう。
種類選びについての疑問
フロアコーティングを施工するなら、最も優れた種類を採用したい、家族構成にあった種類を選びたいと考える方も多いでしょう。
フロアコーティングは種類によって特徴や価格が違うため、選び方のポイントを紹介します。
種類選びについての多くの方が抱える疑問は、以下の2つです。
- どの種類が一番優れているのか
- 何を基準に選ぶとよいのか
上記の疑問を解決することで、自分に合った種類を選ぶことができ、施工後の満足度向上につながります。
それでは、1つずつ解説していきます。
最も優れているのはガラスコーティングとUVコーティング
フロアコーティングを検討中の方は、施工するなら最も優れた種類を選びたいと考える方も多いでしょう。
結論からいうと、全てにおいて最も優れた素材は存在しません。
とはいえ、以下の項目に分けると、どの種類が優れているのかが明確になります。
- 硬さ
- 耐久性
- 光沢感
- グリップ力
項目ごとに最も優れているフロアコーティングは、以下の通りです。
- 最も傷に強く耐久性があるのは、ガラスコーティング
- 最も長期間変化しないのは、ガラスコーティング
- 最も光沢が強いのは、UVコーティング
- 最も薬品に強いのは、UVコーティング
- 最もグリップ力があるのは、シリコンコーティング
- 最も価格が安いのは、ウレタンコーティング
性能面で総合的に優れているのは、ガラスコーティングとUVコーティングです。
この結果をもとに、最も追求したい性能の優れているものを選択するとよいでしょう。
ライフスタイルや家族構成をもとに種類を選ぶのが最適
フロアコーティングには種類があり、それぞれに特徴や価格が異なるため、何を基準に選べばよいか悩む方がたくさんいます。
フロアコーティングの種類は、ライフスタイルや家族構成をもとに選ぶのがおすすめです。
他にも、光沢感は部屋の印象を大きく変えるため、好みのツヤ感を選択するのもよいでしょう。
フロアコーティングは、大きく分けると水性と油性に分けられます。
水性は耐久性が低いため、効果を長持ちさせたい場合は、油性を選ぶのが望ましいです。
油性には、UVコーティング・ガラスコーティング・シリコンコーティング・ウレタンコーティングがあります。
それぞれに特徴が異なり、耐用年数の長さや性能の高さと比例して、価格が高額になります。
そのため、ライフスタイルや家族構成をもとに、必要な性能と予算をすり合わせながら種類を選ぶのが適切です。
施工当日についての疑問
フロアコーティングは、施工当日の流れや施工期間について疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
施工当日について多くの人が抱えている疑問は、以下の4つです。
- 施工当日の流れ
- 施工日数と施工時間
- 立ち会いについて
- 水道や電気が通ってない場合
当日の流れや必要な準備を知ることは、スムーズな施工につながるでしょう。
それでは、1つずつ解説していきます。
施工当日の流れを知ろう
施工当日の流れを知ることで、当日のスケジュールが組みやすくスムーズな施工につながります。
一般的な施工当日の流れは、以下の通りです。
1.施工箇所の確認
2.養生など施工準備
3.フローリングの清掃、必要に応じてワックスの剥離
4.傷やへこみの補修
5.下地材を塗布
6.フロアコーティング塗料を塗布
7.UVコーティングの場合のみ硬化
8.養生の撤去
9.依頼主立ち会いのもと最終確認
当日、依頼者が立ち会うのは最初の施工箇所の確認と、最後の最終確認だけです。
施工箇所の確認では、依頼主と一緒にフローリングや建具の状態を確認し、傷の有無や補修箇所をチェックしていきます。
作業工程の内容や、終了の目安となる時間の説明もそのときに行います。
施工前の立ち会いは、20分~30分ほどが一般的です。
施工中は室内に入れません。施工終了の目途がついた段階で依頼主へ連絡が入るため、終了に合わせて自宅へ戻ります。
依頼主立ち会いのもと仕上がりを確認し、お手入れ方法などの説明を受けたら完了です。
このときに万が一、気づいたことや不具合があった場合、遠慮せず伝えるようにしましょう。
フロアコーティング施工は1日で完了するのが一般的
フロアコーティング施工中は、家にいることができないため、施工時間の目安を知っておくとよいでしょう。
フロアコーティングの施工は、基本的に1日で完了します。
施工にかかる時間は、乾燥の時間も含めて7~9時間ほどが一般的です。
家具の移動が必要な場合は、2日ほど要する場合もあります。
フローリングの補修箇所や天候により施工時間が異なるため、詳しい施工時間はスタッフに確認すると安心です。
立ち会いは施工前と施工後のみ
大切なマイホームのフロアコーティング工事、施工中の立会いを希望する方も多いです。
しかし、フロアコーティングの施工は繊細な作業であるため、基本的に施工中は室内に入れません。
立ち会いは、施工開始前と施工後の引き渡しのときのみです。
やむを得ず入る必要がある場合は、必ず職人の指示に従うようにしましょう。
水道や電気は施工当日までに開通させる
新築時のフロアコーティング施工の場合、水道や電気などライフラインがまだ整っていないケースも珍しくありません。
ですが、施工には電気と水道が必要です。
これは、掃除機や送風機などを使用することがあり、電気が必要となるためです。
他にも、洗浄のため水が必要になります。
照明器具がない場合でも、業者側で簡易照明を用意できることもあり問題ないことがほとんどですが、業者によって扱っている機材が異なるため、水道や電気が未開通の場合は業者に相談するとよいでしょう。
施工後の疑問
フロアコーティングは施工して終わりではありません。
効果を長持ちさせるための方法や、万が一傷がついてしまった場合など、施工後の疑問を抱えている方も多いでしょう。
施工後の疑問は、以下の2つです。
- 適切な掃除方法
- 傷がついた場合
適切な掃除方法や傷ついた場合どうしたらよいかを知ることで、フロアコーティングの効果を長持ちさせることができます。
それでは、1つずつ解説していきます。
適切な掃除方法は種類によって異なる
施工後は適切な掃除を行わないと効果が長持ちしないため、正しい取り扱いを知る必要があります。
種類ごとに可能な掃除方法を下記の表にまとめました。
水ぶき | アルコール | 除光液 | 塩素系洗剤 | 粘着カーペットクリーナー | |
UV | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
ガラス | ◯ | ◯ | ◯ | × | × |
シリコン | ◯ | ◯ | ◯ | × | × |
ウレタン | ◯ | △ | △ | × | × |
施工後は、ワックスがけなど特別な手入れは不要です。
基本的にはフローリング用ドライシートを使用し、汚れが気になる場合は固く絞った布で水ぶきができます。
水ぶきでも落ちない汚れは、20倍程度に薄めた中性洗剤やアルコール、除光液などを使用しましょう。
洗剤や薬品を使用したあとは、成分が残らないようにしっかりと水ぶきする必要があります。
油性のフロアコーティングであれば、水ぶき以外にもアルコールなど薬品の使用が可能です。
ノロウイルスなどに有効な塩素系洗剤は、UVコーティングのみ使用できます。
ウレタンコーティングには水性と油性があり、水性はアルコールなどを使用すると白く跡が残るため、取り扱いには注意が必要です。
他にも、粘着カーペットクリーナーは、コーティングが剥がれる恐れがあるため、全ての種類で使用できません。
傷がついた場合は業者に連絡
傷がついた場合は、保証で直せる可能性があります。
自分で補修してしまうと、状態が悪化する恐れがあるうえに、保証の対象外となる可能性も高いです。
そのため、自分で補修する前に施工業者に相談することが重要です。
フロアコーティングの種類や業者によって、保証の範囲や年数が異なるため、契約前にしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
今回は、フロアコーティングにおけるさまざまな疑問について解説しました。
フロアコーティングは一度の施工で数十年効果が続くことが魅力です。
施工費用もそれなりに高額なため、疑問に思ったことは契約前に解決するのが最適です。
フロアコーティングを検討中の方は、効率的に業者比較ができる無料の一括見積もりサイトを利用してみてはいかがでしょうか。
無料の一括見積もりサイトを活用することで、費用相場を確認でき、信頼できる業者を見つける近道となるでしょう。