フロアコーティングの価格相場は?少しでも施工費を抑えるためのポイント解説

フロアコーティング 価格相場 フロアコーティングの基礎知識

• フロアコーティングは、どのくらい費用が掛かるの?
• フロアコーティングをできるだけ安く施工するにはどうしたらいいの?

フロアコーティングを検討する上で、やはり施工費は大きな判断材料になりますよね。

賢明な判断をするためにも、価格相場を知ることはとても重要です。

価格が相場より極端に低額である場合、耐久性や品質に問題がある恐れがあります。

逆に相場より高額すぎると、”もっと低額で施工できたかもしれない”と後悔が残るのではないでしょうか。

フロアコーティグは決して安くはない買い物のため、できるだけお得に施工したいですよね。

そこでこの記事では、以下について解説します。

この記事で分かること
  • フロアコーティングの材質別価格相場
  • フロアコーティングをお得に施工するタイミングは新築・リフォーム時
  • フロアコーティングは専門業者に依頼するのが最もお得
  • 入居後の施工は追加費用が発生することも

まずは相場を理解しておかないと、高い安いの判断も難しくなります。

価格相場を理解した上で工夫をすると、お得に施工ができます。

大切なポイントのため押さえておきましょう。

フロアコーティングの材質別価格相場

  20畳あたりの価格相場
(定価)
20畳あたりの価格相場
(新築値引きあり)
1㎡あたりの追加価格
UVフロアコーティング 180,000〜260,000円 150,000〜200,000円 約6,000円
ガラスコーティング 130,000〜250,000円 120,000〜220,000円 約6,000円
シリコンコーティング 110,000〜220,000円 80,000〜160,000円 約4,000円
水性ウレタンコーティング 50,000〜100,000円 50,000〜100,000円 約2,000円

 
上記の価格相場は、フロアコーティング業者各社への問い合わせと、実際に見積りを取った人からの情報提供によってまとめたものです。
(2022年9月現在の情報です。)

ほとんどのフロアコーティング業者が約20畳まで固定料金で、超えた場合は1㎡あたりの価格が施工面積によって加算されます。

例えば、施工面積が合計30畳(約50㎡)の家にUVコーティングをする場合、約30万円が施工費となります。

施工面積が大きくなるほど、さらなる割引が期待できるでしょう。

そして表の通り、フロアコーティングは材質によって施工費が大きく異なります。

フロアコーティングの相場がなぜ上記のような価格になっているのか知ることは、商品選びや業者の見極めをする上で参考になります。

ここからは材質別の価格相場の傾向について解説します。

UVフロアコーティングは保証年数が長く金額も高めに

UVフロアコーティングは、耐久性が20年〜30年と長く、他のコーティング剤よりも価格が高めに設定されています。

一度施工すると長年メンテナンスが不要のため、施工費がやや高額でも納得感があります。

さらにUVコーティングは定価が最も高いものの、各社が最も売り出したいコーティング剤のため、値引き率も高い傾向にあります。

ガラスコーティングは各社でグレードが異なり施工費がバラバラ

ガラスコーティングは業者によってグレードが異なるため、大きな価格差が見られ、相場が掴みづらい傾向にあります。

UVコーティングよりも上位グレードの商品もあれば、シリコンコーティングとさほど価格が変わらない、お手頃なグレードのものまで様々です。

さらに同じ業者が、上位グレードと下位グレードの2種類のガラスコーティング商品を提供している場合もあります。

保証年数や機能性が商品によって大きく異なるため、価格だけでなく商品の特徴をしっかり確認して選定することが重要です。

シリコンコーティングはお手頃だけど値引きはやや少なめ

昔から根強い人気のシリコンコーティングは、価格がUVやガラスよりもお手頃で、10万円出せばお釣りが来ることもあります。

ただし、最近では各社がガラスコーティングやUVコーティングを推しているため、やや値引き率が低く、他の商品と価格差がほとんどない場合もあります。

シリコンコーティングはフロアコーティングをお手頃に施工したい方におすすめですが、他のコーティングと耐久年数などのコストパフォーマンスを比較して決定しましょう。

水性ウレタンコーティングはお手頃だが定期的なランニングコストが必要

水性ウレタンコーティングはシリコンよりもさらにお手頃な価格で施工できます。

しかし耐久年数が3年〜5年のため、数年に一度塗り直しをする必要があり、長い目で見ると他のコーティング剤のほうがコストパフォーマンスに優れている場合があります。

そのため、塗り直しのランニングコストも視野に入れておきましょう。

フロアコーティングの施工費を抑えるポイント

決して安価ではないフロアコーティングですが、工夫次第で施工費を抑えることが可能です。

少しでもお得に施工するために、知っておきたいポイントについて解説します。

新築・リフォーム直後に施工する

冒頭の表の通り、新築時またはリフォームによる床の張り替え時に施工する場合、大幅な値引きが見込めます。

入居前は家具や荷物がない状態のため、スムーズな施工ができるからです。

そして、フローリングを張った直後はキズがほとんどない状態のため、コーティングの剥離を引き起こすリスクが軽減されます。

さらにフローリングのメーカーや商品が分かっている状態のため、コーティング剤との相性を事前に調査してから施工できます。

新築時の値引きが大きいのは、このような要因があるためです。

そのため、フローリングを張ってから荷物を搬入するまでの間に施工するのがおすすめです。

フロアコーティング専門業者に依頼する

フロアコーティング 費用を抑える
フロアコーティングは、専門業者に直接依頼することによって施工費を抑えることができます。

なぜなら、中間業者を介して依頼するとマージンが発生するためです。

家づくりでお世話になったハウスメーカーや工務店経由で依頼する場合、相場より1割〜3割ほど高額になる傾向があります。

そのため、仕上がりは同様なのに価格だけ高い、といった残念な結果になりかねません。

もちろん工務店やハウスメーカーに依頼すると、アフターフォローを受ける際の窓口が統一する、既に信頼関係が築けているなどといった安心感があります。

割高でも安心感を選ぶのであればそれも良いのですが、少しでもお得に施工したいのであれば自身で専門業者を探しましょう。

施工する箇所を減らす

施工する箇所を減らすのも1つの手段です。

全ての部屋のフローリングをコーティングすると、やはり施工費は高額になります。

例えば、LDKや子供部屋など、フロアコーティングの必要性が高い部屋だけを施工するとトータルの施工費は抑えられます。

予算を極力抑えたい場合は、施工したい箇所に優先順位をつけておくと良いでしょう。

しかし、施工面積が広いほうが単価は割安なことが多く、中には全面施工割引を設定している業者もあります。

1部屋でも諦めると逆に高くついてしまう可能性があるため、値引き額を考慮して施工箇所を決定しましょう。

部屋によってコーティングの種類を変える

部屋によってコーティングの種類を変えるのも、費用を抑えるには有効な場合があります。

フロアコーティング業者は、1つの材質に特化した業者と、様々な材質のコーティングを扱う業者の2種類に分かれます。

後者に依頼すると、フロアコーティングの材質を部屋別に変更することが可能です。

例えば、汚れやすいLDKだけガラスコーティングし、その他の部屋はシリコンコーティングを施工するといった工夫により、費用が抑えられる場合があります。

ただし、部屋別にコーティング剤の材質を変更すると、工程が増えて施工費がかえって高額になる場合もあります。

見積り時には割高でないか、よく確認しましょう。

施工事例の掲載を許可する

フロアコーティング施工後、業者のPR広告などに施工事例の掲載を許可すると、割引が受けられる場合があります。

施工事例は業者の信頼性を測る指標の1つのため、施工写真や感想を提供することは業者にとってもメリットになります。

なかには施工事例掲載による割引を公言している業者もありますが、そうでない業者もあります。

その場合、施工事例を提供すると申し出ることにより、値引き交渉ができるかもしれません。

顔出しする必要もなく、双方にとってメリットが大きい手法と言えるでしょう。

相見積りを取って業者を比較する

施工費を安くする上で、複数の業者から相見積りを取ることはとても大切です。

相見積りは、契約内容や保証内容が妥当な金額なのか、判断の材料になります。

1社の見積りだけで決めてしまうと、相場感が掴めずに高い施工費で契約する事態になることもあり得ます。

そして、相見積もりをしていることを本命の業者に伝えると、値引き交渉の材料になる場合があります。

フロアコーティングの商品自体も比較できるうえ、よりよいものを選択するきっかけにもなります。

相見積りをする際は、できる限り同じ条件を提示して比較しましょう。

施工面積だけでなく施工時期によっても価格が異なる場合があるため、細かい条件も揃えておくと良いでしょう。

施工費と保証内容のバランスが取れた業者を選ぶ

施工費が高額でも、保証内容によって割安と判断できる場合があります。

フロアコーティングは各業者が数年間の保証を謳っていますが、業者によって保証内容がまったく異なります。

例えば、以下のような違いが見られます。

• A社:自分がキズをつけた箇所や、摩耗した箇所の補修を何度でも保証
• B社:水濡れによるコーティングの剥がれは保証対象だが、生活によるキズの補修は保証対象外
• C社:施工不良のみが保証対象

3社を比較すると、A社が最も魅力的で施工費がやや高額でも納得感がありませんか?

もちろん、フローリング自体が傷んでしまうと補修ができないため、保証内容に関する価値観は人それぞれです。

しかし長い目で見ると、保証が充実しているほうがお得な場合があるため、施工費と保証内容のバランスはよく吟味することが重要です。

入居後のフロアコーティングは追加費用が発生することも

入居後にフロアコーティングを施工する場合、下記のような追加費用が発生する場合があります。

  • 家具移動費:約20,000〜40,000円
  • 床洗浄費:約10,000円
  • ワックス剥離費:約20,000円

これらの費用はサービスとしている会社もありますが、値引きを少額にして調整している場合があります。

さらに新築・リフォーム時よりも値引きが少なく、冒頭の表の定価に近い金額で施工することになるため、割高感は否めませんね。

新築やリフォームをきっかけにフロアコーティングを検討しているのであれば、”新築時に施工しておけばよかった”とならないためにも、入居前に施工することをおすすめします。

既に入居していてお得に施工したい場合は、以下の方法が有効です。

  • 家具を自分で移動しておく
  • 家の図面を準備し、フローリングの商品名を情報提供する
  • フロアコーティング専門業者に依頼する
  • 施工事例の掲載を許可する
  • 相見積もりで業者を比較する

新築やリフォーム時ほどではありませんが、上記の方法で施工費が抑えられる場合があるため、できるだけ工夫してお得に施工しましょう。

まとめ

ここまでフロアコーティングの価格相場と、お得に施工するポイントについて解説してきました。

商品選びや業者の見極めをする上で、相場を知ることは1つの判断材料になります。

相場から外れているからといって全てが悪いというわけではありませんが、その理由を問い合わせて理解することが大切です。

相場を心得た上で施工費を抑えるポイントを駆使することによって、納得のいく価格で施工を進められます。

フロアコーティングの施工を検討している人は、まずは相場を知るために、無料の一括見積りサイトで見積りを取ってみませんか?

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価格相場を知り、後悔のないフロアコーティング選びをしましょう。

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